漫画を越えた存在


正月も終わり仕事始めの今日は品川駅の二階にあるスターバックスから駅構内を高みの見物しております。 ものすごい量の人たちが行き交っている… 人の動きや流れって一見自立した個人が自分の意思で判断し行動しているようで、俯瞰してみると力のあるところに人が流れているだけのようにも思える。


まるで水が高いところから低いところに流れるように、一つの流れとして人々の動きを捉えることも出来る。 ただ水は先を争わなかったり、雨粒が集まったら海になったりと、その存在の本質である水というものが変わらないのに対して、 人は先を争い傷つけあい、群れればブレるそんな存在でもあります。


僕が水について興味を持ったのは間違いなく宮本武蔵のおかげです。彼は何かにつけて水を例にとりその存在の尊さを説いている。 以下は大好きな『バガボンド 』 からのまとめ 「運命は全て決められているうえで、完全に自由」と言う、沢庵からの教えが流れる水を見て繋がった時。 水はそれ自身で存在をなし、また、地形によって流れの早さが決まる。争いもせずに… 手に取れば、穏やかな水であり、水が集まればそれは海になる。四角い容器には四角に収まり、丸い容器には丸く収まるが水であることには変わりない。


そんな事を武蔵は自ら学び僕は『バガボンド 』 から学びました。 そんな武蔵に感化されていた頃はこんな感じでした。

20140106-140502.jpg 1人の男をここまで変えてしまう… (まぁ、これは坂本龍馬なんだけどね。笑) もはや漫画の域を越えたそんな漫画!!! まだ読んだことのない人は、人生を半分は損していると思います!絶対読んだ方がいい!