蹴りながら考える


この本との出会いは本当に偶然で、本屋にふらーっと行き、平積みになっているコーナーに何気無く目がいき黄色くて目立っていたし、アスリート界では数少ないセルフブランディングに力を入れSNSを駆使しながら情報を発している為末大さんだったということもありジャケ買い!!! それまでは表面的なニュースなどで流れてくる彼の情報しか知らず、どのような思いで現役中や引退してからを過ごしていたか全く知りませんでした。


そんな、為末大さんの著書『走りながら考える』 はある意味スポーツ界のタブーと言うか、言い回しが凄く印象的で、物事を多方面から見ることで知ることの出来る真実だったり、凄く共感できる点が多い内容だったので是非紹介したいと思いました!


 以下の※は本文を抜粋して、その下に自分が感じたことを書いています。メモみたいな感じなので読みにくいかも…


(この読み方は本田直之さんの『レバレッジ・リーディング』 の中でも紹介されています。自分が本を読む時のスタイルでもあります)


 ※「他の選択肢」を諦めるという決断なら、案外出来るのではないか。


あえてネガティブな「あきらめる」と言うスポーツ界や教育の現場のなかではタブーとされてきたものも能動的な人生をクリエイトしている選択として捉えている。


※短所を直すというよりも、むしろ長所を伸ばすこと、そして短所を使うことに留意した。


等身大の自分でいい。どこを切り取っても自分であるなら、もはや長所も短所もキャラクターになる。長所と短所は表裏一体だから、長所を伸ばせばいい。一方向からみると、「気が短い」「短気」と言われてる人でも、逆から見たら「情熱的な人」に変わる。その見る角度で長所も短所も変わるわけだから、その両面を理解する事が大切。


 ※「元に戻そう」とか「好調だったあの時のように」という発想は、チャレンジしにいく意欲を奪い、形だけのルーティンに逃げているともいえる


日々変化している中で、維持しようとすれば相対的に退化している。新しい挑戦へはリスクが伴うが、リスクを追わない事はさらにリスクがある。もちろん全てを変えるのではなく、広い視野で取捨選択していた中で、それでも続いていく物は普遍的である。そして、唯一続けていく事だけで得られる産物は「深み」であり、武士道、武士は生まれながらに一生武士という選択肢の無い階級社会で生きなければならない中で、精神面(死に際の美学)を磨き深みを出し、日本人としてのアイデンティティを作り出した。


 ※人間には「批判耐性」があると思っている。批判にさらされる事で、批判を恐れず、普通に対処できるレベルにはなりたい。人の批判を受けやすい領域に、あえて足を踏み入れてみる。


賞賛は形を変えた批判に過ぎない。つまり、他人の物差しで言われている事。 ただ、一方では自分では気がつかなかったり目を背けていた角度からも教えてくれる。つまり全てが学び、成長させてくれる要素の一つに過ぎない。


 そんな事を感じながら読み進めていきましたよ!感じ方は色々あると思うけど、僕は常に新たしい考え方を一回吸収して、体の中を通した上でこれからも取捨選択していきたいです!!!