ロマンティストな現実主義


正月も終わり通常の生活に戻りつつある中で、寒波がきたりなどでまだまだ心身ともに安定したコンディションに戻っていないのではないでしょうか?? みなさんは正月に新年の抱負とか目標や夢などを考えましたか?? 僕は毎年掲げています! 物心ついたころから近くにはサッカーボールがありサッカーが好きで将来サッカー選手になって活躍して沢山お金をもらいたい… などと自然と将来の夢を獲得したタイプの人間だったので、夢はみんなが持っているものでそれを達成するためにみんなが生きているものだと思っていた事がありました。


いわば泳ぎ方と目的地がある程度分かっていた段階で社会という大海原に投げ込まれたので試行錯誤しながらなんとか目的地の島に向かって泳いでいる段階です。(なかなか目的地につかないー!!笑) さっきも言いましたが僕は自然と将来の夢を獲得出来たタイプです。 世の中にはたくさんの人が自分の夢や目標を持てずにいるのにもかかわらず、夢を持つことが偉大で人生の全てだ、的な事を言う方がいますよね… そんでさっきの話に戻ると、 泳ぎ方を知らない人にあそこに見える島まで泳いでいけー! って、言っているようなものなんですねこれって。 夢や目標って、すごく大切なものであるのは間違いないと思うんですが、その前に自分って、何が好きで何が嫌いで、どんな考えをしてどんな人間なんだろー?って、考える事が前提に来ないと、一生泳げないままバタバタしちゃうと思うんですよ。


だからまず自分はどういうキャラクターなのかを把握すること、そうすると「あれ、あんなところに島あったっけ?あそこなら行けるかも…」なんて、今まで見えなかった目標が見つかるきっかけになるんですね、きっと。 ここからは自分をある程度把握してからのステップなんですが…。


そうしたら次に直面するのが、ロマンティストでかっこつけな右脳君と、ビビリで論理的な左脳君。 日々を構成する上で常に良くあろう夢をどんどん膨らますロマンティストな右脳といやこれはまだ裏付けとれてないし、じっくり考えながらやろうとする論理的な左脳とのバランスで方向性が決まってくるんですね。


それは個人でも企業でも同じことが言えて、Appleにしてもジブリにしても松下にしても衝撃を与え続けている企業には右脳的なリーダーが創造し、それを支える左脳的なサポート役が組み立てる。 僕は左脳的な人間だと理解しているのでだからこそ目標を高くし、今と目標に差を生み、やらなければならないことが増えていく


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そうするとどのように今のハードルをクリアするのかを試行錯誤して行く過程の中で自分のタガ(限界)を破れると理解しています。 それでこのあいだ読んだ池井戸潤さんの『下町ロケット 』 はそのバランスが面白いのなんのって、改めて人生はこのバランスじゃん!なんて、小説を読みながらうなっていたんですよ。


ざっくりゆうと立場の弱いロケットの部品を作っている中小企業の町工場が自分達が社会の中でどういうヒエラルキーの中にいるかを理解した左脳的な生き方の中でどんな状況でもロマンを追い続けた右脳的な社長の夢のちからの物語なんですが、 そんな両輪がもたらすストーリーは手に汗握る展開になっています。 最近思うのが物語にこそ本質が散りばめられているとおもうのでこの機会に是非読ん見てください。